飼い慣らされない獣

「・・・。」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・ねぇ・・・ザンザス・・・なんでこんな状況になってるのかな?」
「は?!いつものことだろう。」
「いやいやいや。」
現在進行形で俺はザンザスに押し倒されている。なんとか今日の分のノルマが終わってようやく恐怖の家庭教師様から解放されて自室に戻ったと思ったらこの状況。・・・俺の超直感もこういうときだけ役に立たない。
「・・・俺、もうへとへとなんだけど。」
「知ったことか。」
「・・・俺一応ザンザスの上司なんだけどなぁ・・・。」
言ったところで無駄なのはわかりきったことだけど。
「それも今更だろう?」
にやりと笑って。
大きな溜息をつく俺に、噛み付くようなキスをした。

飼い慣らされない獣

俺様何様ザンザス様(笑)。