ピクニック日和




ポカポカと暖かい春
せっかくこんなに心地春真っ只中に部屋に閉じこもりっきりは勿体ないと、ヴァリアーを引き連れツナは原っぱに来ていた。

ルッスーリアとレヴィはバーベキューの用意
ベルとマーモンはツナが持って来たボールで遊んでいる。
ツナは…


「ねぇ、ザンザスースクアーロ知らない?」
「知らねぇ」
「そっか…どこ行ったんだろスクアーロ…」


ムスッと無理矢理連れてこられ不機嫌を隠そうともしないザンザスはぶっきらぼうに答える。
ツナはそんなザンザスに気にせずキョロキョロと辺りを見回しスクアーロを捜すが見当たらない。


「せっかくスクアーロと遊ぼうと思ったのに」


残念、と肩を落とすツナ
するといきなりガシッと頭を捕まれ何事かと驚いてるとザンザスが頭をわしづかみにし見下ろしていた。


「な、なにザンザス」
「あんなカスサメの事なんか放っておけ」
「え?どうして?」
「…どうしてもだ」
「んー…でもやっぱりスクアーロと遊びたいし探してくる!」


ショックの余り固まってるザンザスに気付かずツナはじゃあね!と走ってスクアーロを探しに行く。
後ろで部下達があーあ…自分達八つ当たりされるな、と悟り思わず遠い目になる。


「スクアーロ、スクアーロどこー?」


一方ツナはスクアーロを探し歩いていた。
原っぱを離れ少し森に入っていきスクアーロを捜すも見付からない。


「いないな…ん?あれ…ここどこ?」


気付かないうちに随分と森に入り込んでしまっていたツナはあわあわと元の道を戻るが皆の待つ原っぱに出れない。
迷子になってしまった不安から泣きだしそうになった瞬間ガサガサッと音が聞こえた。


「だ、誰?!」


もしかして熊?!
と、本格的に泣き出しそうになりきゅっと固く目を閉じる。


「ゔぉおい!!なにやってんだぁ綱吉?」
「スクアーロ…!」


聞き慣れた声にパチッと目を開け声のする方へ目を向けるとずっと探していたスクアーロだった。
嬉しさから勢いよくスクアーロに抱き着く。
スクアーロはいきなり抱き着かれ顔を真っ赤にしながらも優しく抱き返す。


「ルッスーリアに聞いて来てみれば…見付かって良かったぜぇ!」
「心配かけてごめんなさい…スクアーロ探してたんだ」
「俺を?」
「うん、一緒に遊びたくて!」
「そうかぁ…それじゃあ今から一緒に遊ぶかぁ!!!!」


ニッと笑うスクアーロにツナも笑い返す。
楽しい二人だけの時間は始まったばかり



END

携帯サイト少年Aの告白の松岡紅様から二万打ヒット記念リクでいただいた復活小説!ツナ総受けスクオチです!!かーわいーなーvv(笑)。

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